2022年8月30日(火)ダブル台風が発生する可能性があると気象庁が発表しました。
現在発生中の台風11号とは別に、新しい台風が発生する可能性があるとのこと。
ダブル台風は過去にもあり、かなり被害がでているようです。
現在発生中の台風11号は、まだ勢力を保ったままの状態ですので、このままだと沖縄付近でダブル台風が接近する可能性もあるようです。
こうなると過去にあったダブル台風の被害はどうだったのか気になりますよね!
また、台風11号2022のこれからの進路も心配です。
では今回は「ダブル台風過去の被害状況は?2022今後の進路や台風合体の可能性は?」と題しまして
ダブル台風が過去にもたらした被害について詳しく見ていきます。
一緒に台風11号2022の進路についてもお伝えしていますね!
この記事でわかること
- ダブル台風の過去の被害状況
- 台風11号2022の今後の進路
- 2022ダブル台風が合体する可能性
以上のことをお伝えしています。
ではさっそく本題です。
ダブル台風過去の被害状況は?
ダブル台風が過去発生した年は1998年にありました。
1998年に発生したダブル台風は甚大な被害をもたらしています。
過去に発生したダブル台風により、期間降水量が300mm~500mmとかなりの大雨に!
また、波の高さが7mを超えた地域もあったようです。
被害の概要は
- 死者・行方不明者 19名
- 負傷者 609名
- 住家全壊 91棟
- 住家半壊 1161棟
- 床上浸水 1745棟
- 床下浸水 8533棟
が主な被害状況です。
過去1998年に発生したダブル台風1つ目の台風8号は
9月21日に和歌山県に上陸し、その後紀伊半島を北上。
21日午後9時頃滋賀県で弱い熱帯低気圧になりました。
その後日本へ上陸したダブル台風2つ目の台風7号は
9月22日午後1時過ぎ、またしても和歌山県へ上陸しています。
その後日本海側沿岸を進み山形県に再上陸し、東北地方を通ります。
23日9時に北海道で温帯低気圧に変わりました。
過去のダブル台風の被害を見ると
台風が直撃した地域は、かなり甚大な被害が出る可能性があります。
これは、早めの避難が必要だと思います
ダブル台風は合体する?
ダブル台風と聞いて『合体して大きくなったりするのかな?』と疑問に思ったので調べてみました。
結論から言うと、台風は合体しません。
台風はものすごい速さで回転しているそうです。
なのでお互いの回転速度で反発したり干渉しあったりして、複雑な動になるそう…。
この現象を『藤原の効果』と言うそうです。
名前の由来は、今から一世紀前の中央気象台長の藤原咲平(ふじわらさくへい)さんが発見したので、この名前になったとのこと。
では『藤原の効果』について詳しく説明していきますね!
ダブル台風『藤原の効果』とは?
ダブル台風の時に起こる『藤原の効果』は6つに分けられています。
- 相寄り型:弱い方の熱帯低気圧が接近しながら急激に衰弱し、強い方の熱帯低気圧に取り込まれてしまう。
- 指向型:片方の熱帯低気圧だけが干渉を受けて、もう片方の熱帯低気圧の回りを運動するように見える。
- 追従型:片方の熱帯低気圧がまず移動し、その後ろをもう片方の熱帯低気圧が追いかけていく。
- 時間待ち型:東側の熱帯低気圧がまず北上し、その熱帯低気圧が去った後に西側の熱帯低気圧が北上しはじめる。
- 同行型:2つの熱帯低気圧が並行して移動する。
- 離反型:東側の熱帯低気圧が加速して北東へ移動し、西側の熱帯低気圧が減速しながら西へ移動する。
参照:Wikipedia
相寄り型の場合
「強い方の台風に弱い台風が取り込まれたら大きくなるの?」
と疑問に思ったのですが
台風が取り込まれても、大きくなることはないようです。
しかし、藤原の効果によって台風がなかなかスムーズに動かず、日本への影響が長引くことはあるとのことでした。
ダブル台風2022今後の進路は?
ダブル台風2022・1つ目の台風11号の今後の進路は
日本の南を発達しながら西へ進み、31日(水)には沖縄地方や奄美地方に接近する見込みです。
そして台風11号は、しばらく沖縄周辺で停滞。
その後東シナ海を北上するようですが、世界各国のシミュレーションでは、九州にかなり近づく予報も出ています。
また、ダブル台風2022・2つ目の台風になる可能性のある熱帯低気圧の進路は
フィリピンの東を北上し、31日(水)には日本の南で台風に発達する見込みとなっています。

これが、最新の台風11号の現在地です。
『熱低b』が今後台風に発達する予定なので、沖縄はダブル台風が来る可能性があります。
過去のダブル台風の被害を見ると、かなり甚大な被害が出ています。
どのように進路をとるのかはっきりわかっていないので
早めの避難等を行なうようにしてください!
ダブル台風2022台風合体の可能性は?
結論から言うとダブル台風2022は合体はしません。
ただ、片方の台風の勢力が弱いと、勢力の大きい台風に吸収される可能性はあります。
現時点では、熱帯低気圧bがどのくらいの大きさの台風になるかわからないので
どのような『藤原の効果』になるのかわからない状況です。
過去、ダブル台風が甚大な被害をもたらした1998年の場合は
9月21日と22日に続けて和歌山県に台風が上陸しています。
今回の台風11号と熱帯低気圧bが続けて沖縄や九州に上陸したら
かなりの被害が出る可能性があります。
まずは、命を守る行動を最優先にし、備えをしておくのが賢明かと思います。
ダブル台風まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「ダブル台風過去の被害状況は?2022今後の進路や台風合体の可能性は?」と題しまして
ダブル台風過去の被害状況を中心にお伝えしてきました。
ダブル台風の過去の被害状況として1998年は
期間降水量が300mm~500mmの大雨。
また、波の高さが7mを超える。
被害の概要は
- 死者・行方不明者 19名
- 負傷者 609名
- 住家全壊 91棟
- 住家半壊 1161棟
- 床上浸水 1745棟
- 床下浸水 8533棟
が主な被害状況です。
ダブル台風の今後の進路は、31日(水)には沖縄へ。
その後北上しながら九州に来る可能性もあるようです。
そして2つの台風は合体はしませんが、吸収される可能性はあります。
今後の台風情報をよく確認し、避難をはじめてください!
では今回はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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