2022年夏の甲子園、初のベスト4に輝いた下関国際高校野球部!
実は、下関国際高校野球部が厳しいとの噂が…。
下関国際高校野球部が厳しいと噂される原因は監督にあるのでしょうか?
実は下関国際高校野球部は以前、不祥事を起こしたこともあったとか…。
今回は、下関国際高校野球部が厳しいと言われる原因についてリサーチしていきます。
厳しいと言われる原因が監督だとしたら、何か理由があるはずですよね!
それが野球部の不祥事が原因だったとしたら、どのような問題を起こしたのか気になりますよね!
そこで今回「下関国際高校野球部は厳しい?監督が原因?理由や真相を調査」と題しまして
下関国際高校野球部は厳しいと噂される理由や真相についてリサーチしていきます。
この記事でわかること
- 下関国際高校野球部が厳しいのは監督が原因なのか
- 下関国際高校野球部が厳しいと言われる理由
以上のことをお伝えしています。
では、さっそく本題です。
下関国際高校野球部は厳しい?
下関国際高校野球部が厳しいと言う噂は本当でした。
どのように厳しいのかというと
- 買い食い禁止
- 飲み物は、水・牛乳・果汁100%ジュース・スポーツドリンクだけ
- 携帯は入部時に解約
- 楽しい野球はしない
- 1日1000本バットを振る(多いときは2000スイング)
- 朝5時から練習開始→21時~23時に練習終了(長期休みや遠征時のみ)
これは全て坂原秀尚(さかはらひでなお)監督が決めたことのようですが、かなり厳しいですよね。
「時代錯誤」と叩かれていた時期もあったようです。
坂原監督が就任し、このように厳しくなったようです。
現在はこの厳しさも少々落ちつているようです。
変更した内容は
- 午前5時からの朝練を廃止し睡眠時間確保に
- 夕食後はウエイトトレーニング中心に
この改革を行なった甲斐あって
仲井慎選手は投球が10キロ増え140キロ台になったり、古賀康生選手も完投するスタミナがついたりと、良い点が多かったようです。
しかし、買い食いや携帯禁止についての変更は特に記載されていなかったので、そのままなのでしょうね。
では、下関国際高校野球部が厳しいと言われる主な内容を一つずつ見ていきましょう。
厳しい内容①買い食い禁止
これは、監督のインタビュー記事からわかったことです。
三本松さんの選手、甲子園(球場)でカキ氷食ってましたよ。うちは許さんぞと(笑い)。僕らは水です。炭酸もダメ。飲んでいいのは水、牛乳、果汁100%ジュース、スポーツドリンクだけ。買い食いもダメ。
引用元:日刊ゲンダイ
これが噂の下関国際高校野球部が【かき氷国際】と言われる監督の一言。
かき氷だけという訳ではないでしょうが、買い食い禁止とは結構古い規律のように感じますね。
しかし、寮生活をしていて野球漬けの選手たちに、買い食いするヒマはないのかもしれません。
食事は選手にとって最も大切な栄養源です。
買い食いをして必要な栄養を取り込めなくなる可能性を危惧しての規則なのかもしれませんね。
厳しい内容②携帯禁止
入部と同時に携帯は解約させるそうです。
これに関しては今でも携帯の所持が禁止されている高校はあります。
有名な高校で言えば、大阪桐蔭高校もその一つ。
なぜ学校単位で携帯を禁止しているかというと
- ネット上のいじめ
- 金銭トラブル
- 裏サイトの存在
などがあるようです。
坂原監督も「携帯がなくても公衆電話や手紙がある」と言っています。
確かに携帯を持つと、睡眠不足になったり必要のない情報に翻弄されたりと良くない面もありますよね。
『甲子園で勝つ』を目標にし、下関国際高校を選んで来ている選手たちには必要のないものなのかもしれませんね。
厳しい内容③楽しい野球はしない
時代錯誤のような発言ですが『頂点を目指す人は楽しさを求めていない』というのは納得です。
楽しい野球をしたいのなら、それなりの高校に行けばいいだけのこと
甲子園という大舞台を目指すなら、それなりの覚悟を持って名将目当てに行くと思います。
他校の監督さんは『楽しい野球』と言うけど、嘘ばっかり。楽しいわけがない。僕は現役のとき、日々の練習で野球が楽しいと思ったことはなかった。『楽しく』という餌をまかないと(選手が)来ないような学校はちょっと違う
引用元:日刊ゲンダイ
おそらく、日々のキツい練習をしてきたからこそ
大舞台で力を発揮できるのだと思います。
坂原監督のこの発言は、厳しいというより正直な方だと思いました。
厳しい内容④1日1000バット振る
1日1000バットというのは、時間的に2時間はかかるそうです。
これはかなりキツい…。
プロの野球選手がする内容ですよね!
ソフトバンクの小久保裕紀ヘッドコーチが宮崎キャンプ中にA組野手陣に課したノルマが
1日1000スイングでした。
これを高校生がするのは、確かに厳しいと思ってしましますね。
しかし、このような練習をしているから、炎天下の中での試合中もスタミナ切れにならず、全力が出せているのかもしれないですね!
厳しい内容⑤朝5時から練習開始→21時~23時に練習終了
高校生とは思えない練習量です。
一応学生ですから、日中は学業がありますからね。
半強制です。自主的にやるまで待っていたら3年間終わっちゃう。練習が終わって学校を出るのは21時くらい。本当に遅いときは23時くらいまでやることもあります。毎日ではないけど、長期休みの時期とか。遠征に行っても、大広間で生徒はみんな同じ空間にいるけど、やっていることはバラバラ。練習でもそうです。今の子は連帯感が希薄なんですよね。少しでもそういうのを大事にしていかないと、うちのような弱いチームは他に勝てない。
引用元:日刊ゲンダイ
この内容については最近見直したようで、夕食後はウエイトトレーニング中心のメニューになっているようです。
しかし、この練習をこなしていた先輩方はいますから、すごいことですね!
下関国際高校野球部は監督が厳しい?
下関国際高校野球部は監督が厳しいという噂は本当です。
しかし同時に、とても選手思いの熱血指導者でもあります。
では、坂原監督について詳しく見ていきましょう。
監督が厳しいとされる理由
まず、監督が厳しいと断定できる理由は坂原監督が就任した当時の話からわかりました。
「僕が来た当初はそうですね。突然、厳しい監督が来たとなって、(部員が)みんな辞めて最後は1人になりました。その後、3人戻ってきて4人になった。グラウンド整備や道具の扱いが、とにかくヒドかった。野球がうまい下手のレベルじゃない。そういうマナーを教えると、面倒くさがって辞めていくんです」
引用元:日刊ゲンダイ
坂原監督が野球部の監督として就任した当時、下関国際高校野球部は不祥事のあり、かなり荒れていたようです。
その立て直しに坂原監督が自ら「監督をさせてほしい」
という内容の手紙を下関国際高校に送ったことから始まりました。
坂原監督は野球を教える前に、スポーツをする人間として必要なマナーから教えるという徹底ぶり。
荒れていた野球部員からすれば、突然来た厳しい監督についていけず退部する…といったところでしょうか。
なぜ監督は厳しいのか
ではなぜ坂原監督は下関国際高校野球部をここまで厳しくするのでしょう?
坂原監督がここまで厳しくしているのには、きちんと理由がありました。
「ウチに来る選手は、基本的に大きな実績を残せていない選手です。たとえば、現チームでエースの鶴田(克樹)も中学時代は軟式で無名の捕手でした。地元の強豪から声がかからなかった県外出身の選手もいます。みんな自信がないところからのスタートなんです」
野球、勉強両方での成功体験が乏しく、自信を持てないまま、下関国際の門を叩く。目一杯野球に打ち込むことで、そうした選手たちにひとつでも誇れるものを持ってほしいという思いもある。
引用元:Sportiva
下関国際高校野球部の選手一人一人に自信をもってもらいたいという願いから、脇目を振らずに集中できる環境を追求していった結果、このように厳しい指導になっていったようです。
監督の熱血エピソード
坂原監督が選手思いの熱血指導者であるとした理由は
遠征に行くための資金を自らアルバイトをして補っているというエピソードがあったからです。
「春先に県外のチームと試合をして、競ったり勝ったりして自信をつけてきました。広島、東京、大阪にも行きます。遠征費は、毎月3000円の部費を生徒から徴収してますので、それでまかなう。僕がマイクロバスを運転して広島まで往復すると、ガソリン代と高速代で2万円くらいかかる。泊まりの場合はご家庭で(宿泊費を)負担してもらいます。東京には北九州空港から行きます。年末に近くのマルハニチロさんの漁港で冷凍した魚を冷凍車から降ろすアルバイトをさせてもらって、そのお金で飛行機に乗るんです」
引用元:日刊ゲンダイ
なかなか出来ることではないですよね!
選手のために監督自身が出来る全てを行なっている感じがします。
このようなエピソードから、坂原監督は”厳しい”というより”熱血”の方がしっくりくる印象ですね。
ただ”厳しい”だけの監督だと選手はついてこないでしょうから
やはり、選手から信頼される指導者であることは間違いないと思います。
監督のプロフィール
下関国際高校 坂原監督のプロフィール

- 名前:坂原秀尚(さかはら ひでなお)
- 生年月日:1976年10月11日
- 年齢:45歳
- 出身:広島県広島市
- 経歴(選手歴)
- 広島電機大学附属高校野球部に所属・甲子園出場経験なし
- 広島電機大学
- ワイテック硬式野球部(社会人チーム)
- 経歴(指導者)
- 下関国際高校野球部(2005年8月~)
- 2017年夏・初甲子園出場
- 2018年春夏・2021年春・2022年夏甲子園出場
下関国際高校野球部は厳しいと言われる理由
下関国際高校野球部が厳しいと言われる理由は、坂原監督が下関国際高校野球部を立て直すため厳しい指導をしていたからです。
坂原監督が下関国際高校野球部に就任した当時は、野球部で不祥事があった直後です。
その不祥事から下関国際高校野球部を立て直すため坂原監督は厳しい指導をしていたようです。

どのくらい厳しい指導なのかというと、毎年逃げ出す選手がいるくらい厳しいようです。
――今年は主将の子が逃げたとか。
「そうです。今年に限らず、毎年います。イベントみたいな感じ(笑い)。一昨年も(県大会で)準優勝したんですが、キャプテンで4番でエースの子に責任を持たせるためにあえてそういうポジションにしたんですが、途中で逃げ出しました」
引用元:日刊ゲンダイ
練習量だけでなく、精神的にも鍛えていることがわかりますね。
このように厳しい指導も『甲子園に行く』という目標をもっているからこそ必要な指導なのでしょう。
逃げ出すほどの重圧が選手にはのしかかっているというのもキツいですが
このような指導を続けてきたからこそ、今回の甲子園で優勝候補№1の大阪桐蔭高校相手に
劇的な勝利を収めることができたんでしょうね!
野球部・部活停止になった理由
下関国際高校野球部は2005年、集団万引きをして不祥事を起こし部活停止処分を受けています。
この時『全国選手権山口大会』への出場が決まっていました。
しかし常習的な集団万引きが理由で、大会への出場も取りやめになっています。
このような不祥事があったので、坂原監督は下関国際高校野球部を立て直そうと厳しい指導をしてきたんでしょうね。
厳しい監督になってからの変化
下関国際高校野球部が厳しい監督になってからの変化は
集団万引きによる部活停止(2005年)→→甲子園へ出場(2017年)→→甲子園ベスト4入り(2022年)
17年前の様子が全く想像できないほどの変化をしていますね!
下関国際高校の坂原監督は非常に厳しい指導を行ないますが、真剣に一人一人と向き合い指導していたそうです。
坂原監督を取材して、ひとつ驚いたことがあった。就任から現在までの各年代で起こったエピソードを歴代の選手名を交えて、数多く語ってくれたのだが、そのひとつひとつが実に淀みなく語られるのだ。年代を錯誤することや、ある選手の名前がとうとう思い出せない……といったことは一度もなかった。真剣に選手を思い、1年1年、心血を注いで指導に取り組んできた何よりの証(あかし)だろう。
引用元:sportiva
だからこそ今では、甲子園を目指したい人が下関国際高校に来るようになっています。
厳しいだけの指導では多くの選手が下関国際高校野球部には入部しないでしょう。
坂原監督と選手の間で信頼関係があることが、厳しい規律や厳しい練習についていける秘訣なんでしょうね!
下関国際高校野球部のまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「下関国際高校野球部は厳しい?監督が原因?理由や真相を調査」と題しまして、下関国際高校野球部は厳しいのかどうかについてお伝えしてきました。
下関国際高校野球部が厳しいという噂は本当です。
その理由として次のことがあげられます。
- 買い食い禁止
- 飲み物は、水・牛乳・果汁100%ジュース・スポーツドリンクだけ
- 携帯は入部時に解約
- 楽しい野球はしない
- 1日1000本バットを振る
- 朝5時から練習開始→21時~23時に練習終了(長期休みや遠征時のみ)
かなり規制の多いことから、厳しいといわれているのでしょう。
下関国際高校野球部が厳しいと言われる理由は
坂原監督が下関国際高校野球部を立て直すため厳しい指導をしていたからです。
坂原監督が就任した当時は下関国際高校野球部で不祥事があった頃でした。
その野球部を立て直すため、坂原監督が自ら名乗り出て指導者になります。
結果今では、甲子園でベスト4に入る程の強豪校へと成長しています。
これから先も下関国際高校野球部は、ますます力をつけてくるのでしょうね。
では今回はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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