カゲロウが大量発生し、道を埋め尽くす様子が度々見られますよね。
なぜカゲロウは大量発生するのでしょうか?
カゲロウが大量発生する時期は、夏の終わり頃によく見られる現象に思えますが、一体いつ発生するのでしょう?
また、どのような条件が揃った時に大量発生するのかも気になります。
そこで今回「カゲロウ大量発生はなぜ起こる?時期や発生条件・対策を調査!」と題しまして、カゲロウの大量発生について調査していきたいと思います。
この記事でわかること
- カゲロウ大量発生はなぜ起こるのかについての原因と理由
- カゲロウ大量発生の時期や発生条件について
- カゲロウ大量発生の対策はあるのか
以上のことをお伝えしていきます。
ではさっそく本題です。
カゲロウ大量発生はなぜ起こる?
なぜカゲロウが大量発生するのかというと、カゲロウが繁殖するため同じ時期に一斉に羽化することで大量発生となります。
カゲロウの幼虫は水の中で過ごすのですが、水がきれいな場所にしか棲めないため、場所が集中してしまうことも理由の一つに考えられます。
では、カゲロウの生態について詳しく見ていきましょう。
カゲロウのなぜ?|カゲロウとは
カゲロウとは、カゲロウ目に属する昆虫の総称です。
カゲロウの生態
- 幼虫は河川に生息し、石の下などに巣を作り生息している
- 羽化する時期は8月~9月
- 成虫の寿命が短いため、一気に羽化することでオスとメスが繁殖行動をとることができる
- 交尾を終えた成虫は、河川に卵を落としごく短い成虫期間を終える(およそ数時間)
- 成虫は餌を食べない(口や腸がない)
カゲロウは、成虫になるとほんの数時間で尽きてしまう儚い命ですが
実は3億5000万年前から地球上に生き続けている生きた化石になるんです!
そして、昆虫の中で初めてハネを獲得したグループになります。
カゲロウって、意外とすごいですね!
カゲロウのなぜ?|大量発生の原因
なぜカゲロウは大量発生するのでしょうか?
カゲロウが大量発生する原因は、幼虫が一気に羽化することが原因です。
一気に羽化することで、数時間しかない成虫期間の中で繁殖行動をし
子孫を残し続けています。
なぜカゲロウの羽化のタイミングって、あんなに大量発生になるほど揃うの?
と不思議に思いますよね。
なぜカゲロウの羽化のタイミングが合うのか?というとについてのはっきりとした理由は、わかっていません。
ただ、カゲロウの羽化の開始時刻は、日没時刻によって変化することがわかっています。
なので、照度が関係しているのではないかと言われています。
カゲロウのなぜ?|大量発生する地域の理由
なぜカゲロウは一部地域で大量発生するのでしょうか?
カゲロウが一部地域で大量発生する理由は、カゲロウはきれいな所にしか棲めません。
なので、水質汚染のない地域に集中して幼虫がいることが理由として言われています。
2022年9月に神奈川県相模原市でカゲロウが大量発生したというニュースがありました。
相模原市の今回大量発生した県道では、7,8年前にはカゲロウの大量発生はなかったそうです。
ではなぜ今年、この地域でカゲロウが大量発生したのでしょう?
理由は、神奈川県相模原市内の川の水質が改善されたからだと考えられます。
「カゲロウは、きれいな所にしか棲めないため、生き物指標にされています。水質が改善されて、水がきれいになったからではないでしょうか」
引用元:Yahoo!ニュース
カゲロウの大量発生は、川がきれいになったという証明にもなるんですね。
そして、なぜ神奈川県相模原市にここまで大量発生したのかというと
台風の影響を受けず、川が安定していたことが原因になるようです。
「今年の場合は、そんなに大きな台風が関東の方に来ていないですよね。(今年は)川が非常に安定していた」 台風などの影響を受けず、幼虫が例年より多く生き残り、水温が高かったことで成長のスピードが早まった可能性があるということです。
引用元:Yahoo!ニュース
しかし、相模原市のカゲロウの数はかなりすごいです!!
ここまで大量発生しなくても…
カゲロウ大量発生の時期は?
カゲロウが大量発生する時期は、カゲロウが羽化するタイミングによって変化します。
カゲロウの羽化する時期は8月~9月で、細かな時期は地域によって異なるようです。
時間的には、日没前後の夕方に発生することが多く、
発生場所としては、川の上に架かった橋に発生することが多いですね。
なぜ日没前後の夕方に羽化するのかは、わかっていません。
おそらく照度が関係するのだろうと考えられています。
カゲロウが大量発生しても、カゲロウに毒などないため、特に私たちに害はありません。
しかし、見た目に気持ちの良いものではないですよね。
また、カゲロウが道路に大量に落ちていると、スリップ事故に繋がる可能性があります。
実際バイクが滑って転倒する事故も起きています。
運転中、カゲロウの大量発生を見かけたら、滑らないよう注意しながらゆっくり走行するようにしましょう!
カゲロウ大量発生の発生条件は?
カゲロウが大量発生する条件は、未だ明確にはわかっていません。
カゲロウはなぜ大量発生するのか?
その発生条件として、今回大量発生した神奈川県の例から考えてみると
- カゲロウの幼虫が生息している河川が乱れず安定していること
- カゲロウの幼虫が生息している川の水温が高いこと
- カゲロウの幼虫の数が多かった
が考えられます。
台風などの影響を受けず、幼虫が例年より多く生き残り、水温が高かったことで成長のスピードが早まった可能性があるということです。
引用元:Yahoo!ニュース
カゲロウの大量発生条件として、単純に『幼虫の数が多いから』ということが考えられますよね。
では、なぜ幼虫がこんなに多かったのでしょう?
カゲロウの幼虫は、藻や植物遺骸などをエサにしています。
今年は水質改善のおかげでエサが豊富、尚かつ川の水が台風の影響を受けることなく安定していたので
住処である石の下などに隠れ、天敵から身を守る事ができたのではないかと推測できます。
カゲロウ大量発生の対策とは?
カゲロウが大量発生した時の対策は
- 道路の場合:大量発生した時は、時既に遅し!スリップしないように注意して走行する
- 家の場合:虫は光に寄ってくるので、遮光カーテンをして侵入を防ぐ
カゲロウ自体、危険な虫ではありません。
なので、カゲロウを寄せつけないようにすることが基本の対策になります。
カゲロウは数時間ほどしか飛ばないので、その間だけ街頭を消したり、部屋から明かりを漏らさないようにすることが、カゲロウを寄せつけない対策になりますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「カゲロウ大量発生はなぜ起こる?時期や発生条件・対策を調査!」と題しまして、カゲロウがなぜ大量発生するのかについてお伝えしてきました。
なぜカゲロウが大量発生するのかというと、カゲロウが繁殖するため同じ時期に一斉に羽化することが原因です。
カゲロウの幼虫は水の中で過ごすのですが、水がきれいな場所にしか棲めないため、場所が集中してしまうことも大量発生に繋がる理由の一つに考えられます。
発生時期は8月~9月で、発生条件については明確にはわかっていませんでした。
カゲロウが大量発生した時の対策は
- 道路の場合:スリップしないように注意して走行する
- 家の場合:虫は光に寄ってくるので、遮光カーテンをして侵入を防ぐ
カゲロウは危険な虫ではないので、特に注意する必要もありません。
ただ、大量発生は嬉しい現象ではないので、寄せつけない工夫をするしかなさそうです。
では、今回はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。