回転寿司大手「かっぱ寿司」の社長が逮捕されるというニュースが飛び込んできました。
そこで今回は「かっぱ寿司社長歴代まとめ!初代から現在までの交代の理由は3つ!」と題しまして、かっぱ寿司歴代の社長を調査してみたいと思います。
今回逮捕されたのは、現在の社長・田辺公己(たなべ こうき)氏です。
ちなみに、かっぱ寿司の創業者は、徳山淳和(とくやま じゅんな)氏です。
初代社長から、現在の社長まで何人交代しているのでしょうか?
この記事でわかること
- かっぱ寿司の歴代社長
- かっぱ寿司社長の初代から現在までの交代の理由
ではさっそく本題です。
かっぱ寿司社長歴代まとめ!初代から現在まで
かっぱ寿司の歴代社長をお伝えしていきます。
- 初代:徳山淳和 (1979年~1996年)
- 2代目:荒木操(1996年~2005年)
- 3代目:山下昌三(2005年~2007年)
- 4代目:徳山淳和(2007年~2011年)
- 5代目:平林徹(2011年~2013年)
- 6代目:徳山淳和(2013年)
- 7代目:池端伸穂(2013年)
- 8代目:藤尾益雄(2013年~2014年)
- 9代目:法師人尚史(2014年)
- 10代目:五十嵐茂樹(2014年~2016年)※コロワイドに買収される
- 11代目:四方田豊(2016年~2017年)
- 12代目:大野健一(2017年~2018年)
- 13代目:小沢俊治(2018年~2021年)
- 14代目: 田辺公己(2021年~現在 )
かっぱ寿司の社長は、かなり交代していることがわかります。
歴代社長で、一番長かったのは初代社長で創業者でもある徳山淳和氏です。
ではなぜかっぱ寿司の社長は、何度も交代をしているのでしょうか?
かっぱ寿司社長|初代から現在までの交代の理由3つ
かっぱ寿司の社長が初代から現在まで何度も交代している理由は、3つあります。
1つ目の理由は、創業から次々と事業を展開していったため。
2つ目の理由は、利益を第一に考えたため「かっぱ寿司は美味しくない」という悪評が消費者に伝わり客足が離れたため。
3つ目の理由は、負のイメージから脱却するため、新しい政策を次々と打ちだしその度に社長を交代しているため。
では、詳しく見ていきましょう!
かっぱ寿司社長歴代交代の理由①
まず、1つ目の理由である
創業から次々と事業を展開していったため
についてお伝えしていきます。
かっぱ寿司の創業者の徳山淳和氏は長野県長野市にて株式会社ジェム・エンタープライズを設立。
寿司の製造販売とミスタードーナツのフランチャイズ展開を始めました。
これが、かっぱ寿司の基礎となります。
それから、株式会社ジェム・エンタープライズの寿司部門を独立させ、有限会社長野フーズを設立します。
その後、うどん屋や惣菜屋もスタートしていきます。
このフランチャイズ展開中の社長交代の理由などは、明らかにされていません。
おそらく、新しい事業展開をしていく中で社長を交代しながら、会社経営をみていたのではないかと推測しています。
かっぱ寿司社長歴代交代の理由②
続いて、2つ目の理由である
利益を第一に考えてしまい「かっぱ寿司は美味しくない」という悪評が消費者に伝わり客足が離れたため
についてお伝えしていきます。
かっぱ寿司は2011年頃までは回転ずし業界でトップを維持していました。
しかし、2012年頃から利益を重視し、原価率をさげたことで
「ネタが小さい」「美味しくない」というイメージがついてしまい、赤字経営に陥っていきます。
そしてかっぱ寿司を運営していた「カッパ・クリエイト」は
居酒屋「甘太郎」や焼き肉の「牛角」を運営する「コロワイド」に買収されます。
「コロワイド」に買収されたことで、社長が交代します。
かっぱ寿司社長歴代交代の理由③
次に3つ目の理由である
負のイメージから脱却するため、新しい政策を次々と打ちだしその度に社長を交代しているため
についてお伝えしていきます。
「コロワイド」はかっぱ寿司を買収後、元々かっぱ寿司についている『負のイメージ』から抜け出す為、コロワイド出身の社長を就任させます。
これがかっぱ寿司歴代社長10代目・五十嵐茂樹氏です。
しかし、赤字経営のままだっだので社長交代。
その後、かっぱ寿司歴代社長11代目になる四方田豊氏を起用。
しかし四方田氏の打ち出した政策も上手くいかず社長交代。
そして、12代目になる大野健一氏を就任させます。
2014年12月にコロワイド出身の社長を就任させたが、2015年3月期の連結決算で134億円の最終赤字。それを受けて16年6月に社長に就任した四方田豊氏はカッパの絵柄の安っぽいイメージが不振の原因の1つと考え、赤と金の皿を重ねたデザインのロゴを刷新したが、逆になじみのあるカッパの客離れにつながった。業を煮やしたコロワイド創業者の蔵人金男会長は、水産食材の調達の手腕を買って大野氏を社長に就任させた。
引用元:日本経済新聞
しかし、大野氏も最終利益を向上させることができす「一身上の都合」で辞任しています。
そして、㈱ジクトの社長でもあった小沢俊治氏が、かっぱ寿司歴代社長13代目となります。
しかしやはり、赤字経営から抜け出すことができず社長交代。
最後は、かっぱ寿司歴代社長14代目になる田辺公己氏が就任します。
田辺公己氏は、ファミリーレストラン『COCO’S(ココス)』を展開する「ゼンショーグループ」の完全子会社である『ココスジャパン』の社長でした。
心機一転を計っての起用なんでしょうか。
しかし、14代目になる田辺公己氏は
競合他社の仕入れ価格などのデータを不正に持ち出したとして『不正競争防止法違反の疑い』で逮捕という結末を迎えてしまいました。
かっぱ寿司の社長は「コロワイド」に買収されてから、4回も社長が交代しています。
一度ついた汚名を晴らすことは歴代社長も、かなり苦労していたようですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「かっぱ寿司社長歴代まとめ!初代から現在までの交代の理由は3つ!」と題しまして、緊急逮捕されたかっぱ寿司社長・田辺公己氏になるまでの歴代社長についてお伝えしてきました。
かっぱ寿司の歴代社長は14回交代していることがわかりました。
初代から現在までの交代理由は3つあります。
- 創業から次々と事業を展開していったため
- 利益を第一に考えてしまい「かっぱ寿司は美味しくない」という悪評が消費者に伝わり客足が離れたため
- 負のイメージから脱却するため、新しい政策を次々と打ちだしその度に社長を交代しているため
現在の社長が逮捕されたことで、これからのかっぱ寿司はどうなっていくのでしょう?
今回はここまでとさせていただきます。