パリオリンピック・スケートボードの男子ストリート予選中に選手が行なった「TNS」が話題です。
スケボーのTNSとは一体なに?と見ていて不思議に思いますよね。
結論から言うと「スケボーのTNSとは採点拒否のこと」
では、採点拒否するメリットはなんなのでしょうか?
今回は「スケートボードTNSとは採点拒否の新ルール!メリットデメリット解説」と題してお伝えします。
この記事でわかること
- スケートボードTNSとは?
- スケートボードTNSとは採点拒否でパリ五輪の新ルール
- スケートボードTNSをするメリットは?
- スケートボードTNSをするデメリットは?
以上の事についてお伝えします
スケートボードTNSとは?
スケートボードのTNSとは?
- パリオリンピックからスケートボードのルールに新たに追加されたルール
- trick not scoredの略語
- 「採点拒否」を自己申告できる
- 一度行なったトリックを取り消し、再挑戦できる
- サインは両腕でバツをつくる
TNS(trick not scored)とは、パリオリンピックから新たに追加されたスケートボードのルールです。
自己申告により一度行なったトリックを取り消すことが可能に!
ペナルティなしで、同じ技に再挑戦できるというルールです。
つまり
トリックしたけど満足にできなかったから採点取り消して!
という意味になります。
今回、堀米雄斗選手がTNSしたことで、初めて目にした人が多いですよね!
堀米雄斗選手は、自分的に満足したトリックができなかったのでTNSで再チャレンジするように自己申告したんですね!
スケートボードTNSとは採点拒否でパリ五輪の新ルール
スケートボードの「TNS=採点拒否」はパリ五輪の新ルールです。
堀米はベストトリックの2回目、試技を終えた後、両腕でバツを作った。これは「採点拒否」を求めるサイン。一度行ったトリックを取り消すことで、ペナルティなしで同じトリックに再挑戦できるようになった。パリ五輪からルール変更されている。
引用元:Yahoo!ニュース
なぜ採点拒否をして、再チャレンジできるようになったのか?
東京オリンピックでのスケートボードのルール
- およそ45秒間に、ラン2本・ベストトリックを5回行なう
- ランとベストトリックの1回の試技がそれぞれ10点満点で採点
- 最終スコア(順位を決めるスコア)は、全7回の試技の中で高得点4つの合計で決まる
- 最高得点40点となる
東京オリンピックでは、7回中4つの高得点から採点されていくというルールです。
パリオリンピックでのスケートボードのルール
- およそ45秒間に、ラン2本・ベストトリックを5回行なう
- ランとベストトリックの1回の試技がそれぞれ100点満点で採点
- ラン2本の内1本のベストスコアが最終スコアに加点
- ベストトリックの5回の内2つのベストスコアが最終スコアに加点
- 最高得点300点となる
今回のスケートボードのルール変更により、ランとベストトリック両方が最終スコアに反映されるようになりました。
なので、得点をのばしたい選手はトリックをTNS(採点拒否)し、再チャレンジできるように考慮されたルールになります。
スケートボードTNSをするメリットは?
スケートボードでTNS(採点拒否)するメリットは?
同じトリックをもう一度完成度を高めて試せる
スケートボードのルールで5回のベストトリック中に、同じトリックを2回以上やることは望ましくありません。
しかしこのTNS(採点拒否)を使うことで、同じトリックに再挑戦することができます。
「今のミスしなかったけど微妙だった。同じトリックもう一回試そう」
という感じに、できるということです!
これは、選手にとって『チャンスを与えられた』ということになるんでしょうね。
スケートボードTNSをするデメリットは?
スケートボードでTNS(採点拒否)するデメリットは?
TNS(採点拒否)を行なったトリックは採点取り消しとなり0点としてカウントされる
もし、TNS(採点拒否)を行なった後のトリックの方が上手くいかなかった時は、マイナスになります。
例えば、1回目のトリックで本来なら70点の得点くらいだったとし、TNS(採点拒否)して再チャレンジしたトリックが60点の採点だった場合、70点のトリックは0点となっているので、-10点ということになります。
TNS(採点拒否)を行なう場合は、次はさらに上手くいく!という自身がないと出来ないでしょうね。
まとめ
今回は「スケートボードTNSとは採点拒否でパリ五輪の新ルール」と題してお伝えしました。
スケートボードのTNSとは、パリオリンピックからスケートボードのルールに新たに追加されたルールです。
トリックの「採点拒否」を自己申告できるシステムで、同じトリックに再挑戦できるメリットがあります。
しかしデメリットとして、TNS(採点拒否)を行った試技は0点となるので、次のトリックを失敗した場合は採点が下がる可能性もあります。
トリックが上手くいかなかった場合は、再チャレンジできるチャンスとなります!
しかし、得点を伸ばす為、成功していたトリックを0点にし再チャレンジするのは、そうとうなプレッシャーがかかると思いますね.。
あくまでスケートボーダーの自己申告なので、TNS(採点拒否)を行なう選手と行なわない選手がいると思います。
では今回はここまでとさせていただきます。